うさこの妊活ノート

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クロミッドを飲んでも排卵しない!?排卵が早まる?遅れるのはなぜ?

クロミッドと排卵

クロミッドを服用するといつ排卵するの?遅れたり早くなることもある!

クロミッドは排卵しない卵巣に働きかけて卵胞を育て、排卵を促す薬です。排卵が遅れがちな方や時々排卵しない、軽度の排卵障害に高い効果があります。

 

クロミッドを服用すると体内のFSHやLHというホルモンが増え、卵胞が育ちやすい環境が整います。

 

クロミッドを服用したら排卵が早まる、遅れるという声がありますが本当でしょうか。タイミングの関係もあり、いつ排卵するのか予測できるかも不安になるでしょう。

 

クロミッドを服用すると排卵時の卵胞が大きくなることも…何mmで排卵するのか

クロミッドを使わない自然な状態では、卵胞は20mmの大きさで排卵を迎えます。しかしクロミッドを服用すると20mmで排卵せずにさらに肥大することがあります。

 

何ミリほどで排卵を迎えるのでしょうか。 個人差はありますが25mmから、大きいときは30mmを越えることもあります。

 

平均24mmで排卵しますが、クロミッドで排卵した卵から産まれた赤ちゃんに問題が起こるという報告はありません。

 

hCG注射などで強制的に排卵させる場合は、自然に近い状態の20mm前後の卵胞を排卵できるように調整できますが、自然に排卵を任せる場合は卵胞が大きくなりがちです。

 

理由は不明ですが、卵胞を育てるホルモン、FSHが体内で増えるから卵胞も過剰に成長しやすいのではないかと考えられます。

体が「十分に卵子が育った」と判断して排卵した結果なので、こんなものだと思って気にしないのが一番です。

 

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正常な周期に近づくことが期待できます。クロミッドでは何日後に排卵するの?

 

クロミッドを服用すると何日後に排卵するのでしょうか。

日本の産婦人科のガイドラインではクロミッドを月経3日目から開始します。通常5日間続けて、あとは排卵まで待ちます。 (卵胞の育ち方をチェックして、育ち方が足りないと判断された時は追加で服用することもあります。)

 

排卵する時期は個人差があり、月経から13日目より前に排卵することもあれば、18日経っても排卵しないこともあります。

特に卵胞の数が多いPCOSの方は卵胞を育てるのに時間がかかるので、クロミッドを服用しても排卵が遅めになる可能性があります。 クロミッドの力で卵胞を育てる力が強くなっているので、排卵時期が不安定な方なら正常な生理周期に近づくことが期待できます。

 

クロミッドを飲んで何日後に排卵するかは個人差がありますが、理想的な生理周期28日の真ん中、14日目に近づくことが期待できます。

 

クロミッドで排卵が早くなることも!慌てなくても大丈夫!

クロミッドで排卵が早くなることがあります。これは増えたFSHなどの女性ホルモンが卵胞の成長を促し、早く成熟した証拠です。

 

とても良いことですが予定より早い排卵はタイミングを取る時に問題になります。

排卵の後にタイミングを取ると卵子が弱ってしまい、受精卵になれないおそれがあるからです。

 

卵子は排卵して12時間ほどでどんどん弱っていき、24時間で死んでしまいます。 卵子に比べて精子は生命力があり、3日くらいなら元気に生存できます。タイミングは早め、早めを心がけることが妊活の第一歩です。

 

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クロミッドを飲んでも排卵しない!?排卵が早まる?遅れるのはなぜ?

 

クロミッドを飲んでもなかなか排卵しない…排卵が遅い、排卵しないのは、厄介な原因が隠れていることも

 

クロミッドを服用してもなかなか排卵しないことも珍しくありません。

クロミッドは排卵を誘発する力が控え目なので、重度の排卵障害の方には力不足なことがあります。

 

クロミッドで排卵しない原因の一つは、刺激が弱すぎることです。もしクロミッドを1錠服用していたなら2錠に増やし、5日以降も追加投与することもあります。

 

クロミッドに見切りをつけて、もっと強い排卵薬に切り替えることもあります。しかしPCOSの方は強い排卵薬は卵巣が腫れ上がる危険があるので、誰でも使える手段ではありません。

 

PCOSの方にはクロミッドに糖尿病の治療に使うメトホルミンなど、他の薬を追加して対処することもあります。

 

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クロミッドでも排卵できない?!PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)とは

 

排卵したのに割れない厄介な卵胞、LUF(ルフ)とは?

たとえ卵胞が育っても、卵胞が破れて卵子が飛び出さないと受精することはできません。中途半端に膨れた風船がなかなか割れないように、卵胞の中には成熟したのに割れないことがあります。

 

これが黄体化未破裂卵胞(LUF)と呼ばれる卵胞で、非常に厄介な存在です。

LUFが厄介なのは、卵子を放出できないくせに黄体ホルモンは放出することです。卵巣の中に止まりながら黄体ホルモンを出すので、基礎体温は上がります。

 

LUFを確認するためには内診で卵巣の状態を確認するしかありません。内診をすれば卵巣の中にとどまっているのがすぐに分かります。

 

なぜLUFが生まれるのかは不明な点が多いのですが、内膜症などが引き金になると考えられています。健康な女性でも年に一度は発生すると言われています。

もしLUFが続く場合はクロミッドだけでは対処できません。体外受精を検討する可能性が出てきます。

 

クロミッド服用中は排卵の確率を上げ、タイミングが取りやすくなります

 

クロミッドは排卵できる確率を上げる薬です。軽い排卵障害ならクロミッドを服用中に排卵できることが大半です。

 

クロミッドが登場するまで、排卵誘発は大変な治療でした。卵胞を育てるホルモン注射を毎日打ち、大変な負担になりました。

注射は卵巣が腫れ上がるリスクと隣り合わせです。卵巣が腫れ上がると腹水が溜まり、最悪だと死亡する危険もあります。

 

命を落とさなくても強烈な腹痛に襲われ、入院しなければならないこともあります。 卵巣の腫れの処方は基本的に対処療法で、腫れが収まるまで点滴でやり過ごすしかできません。(重症の場合は輸血や腹水除去などの措置を取ります)

 

クロミッドでも卵巣が腫れることはありますが、入院しないといけないほど重症化することは滅多に起こりません。しかも風邪薬のように一定時間に飲むだけなので服用も簡単です。

 

クロミッドを飲むだけで排卵が復活し、タイミングを取ることができるようになりました。一般的な不妊治療が広く浸透したのもクロミッドの手軽さがあったからだと考えられます。

 

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クロミッド治療で妊娠率は自然妊娠と同じくらいまで上がる

 

タイミングは当日だけじゃない?! クロミッドの力で排卵が復活すれば、タイミングも取りやすくなります。

 

病院によってはクロミッドを処方して基礎体温表を付けるだけということもあるそうですが、これはクロミッド服用のガイドラインに反しています。

専門病院ならガイドラインに従い、内診で卵胞の状態を確認しながらクロミッドを処方します。

医師がおおよその排卵日を教えてくれるので、ぜひその日にタイミングを取りましょう。

 

ただ予定通りに排卵が起こるとは限らないので、タイミング当日と、当日よりちょっと早めに追加のタイミングを取るのが良いと言われています。

病院の方針で禁欲期間を設けることもあるので、自己判断せずに医師と相談の上タイミングの時期を決めましょう。

 

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タイミングは早めに取れば大丈夫!クロミッドのタイミング療法

 

人工授精や体外受精を受けるなら禁欲期間を厳密に守る必要がありますが、タイミングの場合は医師によって意見が大きく変わります。

精子はただ卵子に受精するだけでなく、受精や着床しやすい環境を整える働きもあることが分かっています。可能ならタイミングは一度よりも数回以上がお薦めです。