うさこの妊活ノート

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クロミッドを服用すると生理にどんな変化が起こる?

クロミッドを服用すると生理が変わる?

クロミッドを服用すると生理周期が改善します。その理由は?

クロミッドを服用すると今までの生理の状態も変わります。

 

長すぎる、短すぎる生理周期の人は正常な範囲に改善する可能性があります。排卵がなく生理が止まっている人なら排卵復活とともに生理も始まることが期待できます。経血の量が大幅に減った!という話もよくあります。

 

中には「生理痛がひどくなった」という意見もありますが、考えられる原因は何でしょうか。

 

クロミッドで生理周期が改善する理由

クロミッドは女性ホルモンのエストロゲンをたくさん分泌させるように脳を騙す薬です。クロミッドはエストロゲンの作用がほとんどないのにエストロゲンのフリをして脳に作用します。

 

まんまと騙された脳がクロミッドの嘘に騙されて「エストロゲンがちゃんと出てるはずなのに体内でぜんぜん反応がない!これはエストロゲンが足りないからに違いない、もっとエストロゲンを出すように指示しよう」と下垂体を通して卵巣に働きかけます。

 

脳が騙されてたくさんのエストロゲンを分泌させるのでクロミッドで卵胞が育ちやすくなり排卵が促されます。

 

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クロミッドの効果は?なぜ排卵を促す作用があるの?

クロミッドとエストロゲンの関係

 

月の動きに連動するから「月経」。クロミッドを使ったときの生理周期は?

 

エストロゲンは生理周期にも大きく関係します。十分なエストロゲンが分泌されると高温期を支えるプロゲステロンというホルモンもたっぷり生成されます。

 

そのため高温期が不安定な人にも十分な日数の高温期が続き、生理不順が改善します。

 

クロミッドを服用すると生理がいつ来るか心配になるかもしれませんが、理論上は28日前後に訪れます。

女性の月経は月の満ち引きに連動する傾向があり、月の周期は28日だからです。ただ個人の生理周期のクセが完全に抜けることはありません。

 

クロミッドの影響で月経が若干前後するおそれがあるのでナプキンの準備は整えておきましょう。

 

クロミッドを服用しても生理がこない・・・他の排卵誘発法を試す時期かも

 

クロミッドを服用しても生理が来ないことがあります。

 

もとから生理があったのにクロミッドを飲んだせいで生理が止まるということは起こらないと思いますが、逆のパターンはあります。

 

無排卵の状態だと女性の生理が止まってしまうことがあります。(きちんと月経があっても排卵していないこともあります)

無排卵=無月経の治療でまず使うのがクロミッドです。

 

クロミッドを服用しても生理がこない場合は、残念ながらクロミッドの刺激では足りないと考えられます。hMG注射などもっと強い排卵刺激を行って排卵を促す治療にステップアップします。

 

ショックかもしれませんがクロミッドで生理が復活できるのは軽度の無排卵の人に限られ、重症の人には効果が出ないことも珍しくありません。

 

注射を使う治療なので体への負担が強く、卵巣が腫れやすくなるリスクが上がります。卵巣が腫れ上がると激しい腹痛に苦しめられ命に関わる副作用を起こす危険もあります。 排卵誘発の技術は日々進化しています。技術が高い信頼できる病院できめ細かいフォローを受けながら治療を行いましょう。

 

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 クロミッドでも無排卵が治らないときは?無排卵月経でも妊娠できる?

クロミッドを飲んでも排卵しない!?排卵が早まる?遅れるのはなぜ?

 

クロミッドで生理の量が少なくなった?

 

クロミッドを服用する間は生理が少ない傾向があります。

クロミッドを服用すると体内のホルモンバランスが変わり、エストロゲンの量が増えます。

 

エストロゲンは子宮内膜という受精卵が着床する大事なベッド作りを促す作用があります。 着床しなかった子宮内膜はやがて剥がれ落ちて体外に排出されます。これが月経です。

 

クロミッドで生理の量が減る理由は?

 

これだけ見ると生理の量が増えるように見えますが、実はクロミッドには「抗エストロゲン作用」というやっかいな作用があります。

 

始めにクロミッドが脳を騙すことを紹介しましたが「体内でエストロゲンの量が少ない(と勘違いさせる)」作用のことです。

 

体内でエストロゲンが足りないと思いこまされているので子宮内膜が厚くならず、生理が少なくなることがよくあります。

 

クロミッドは「排卵を促す作用」がありますが妊娠しやすい体からはむしろ遠ざける傾向があります。子宮内膜が薄くなったり子宮頸管という精子が駆け上がる架け橋の粘液を減らすなど困った副作用もあります。

 

やっかいな副作用も多い薬ですが、まずは排卵しないと妊娠すらままなりません。とは言ってもクロミッドを止めれば生理の量も戻ることが大半です。クロミッドはデメリットを考慮した上で「期間を決めて」服用する薬です。

 

規定範囲内なら大丈夫!クロミッドで生理が遅れることも?

 

クロミッドを服用して生理が遅れるという話もあります。

 

クロミッドを服用すると排卵誘発作用が働きすぎて早めに排卵する=生理周期が短くなることはありますが、遅れる理由はあるのでしょうか。

 

考えられる原因はエストロゲンの量が十分な量に達したために高温期も安定し、本来の月経周期まで改善したことが挙げられます。ぜひ基礎体温表でクロミッド使用前と使用中の高温期の長さを比較してみましょう。

 

もし月経周期が25日~38日の間なら全く心配することはありません。クロミッドの作用で月経周期が安定して妊娠しやすい体に変わった可能性があるからです。

 

理想の月経周期の28日に近づいているならなおさら良い傾向です。 決して悪化したわけではないので安心して下さいね。不安が払拭できないときは医師に相談してみましょう。

 

女性ホルモンが増えた影響?クロミッドで生理の量が多い理由

 

クロミッドを服用すると生理の量が減りやすい傾向があります。これはクロミッドに卵胞ホルモンという卵が育つときに放出されるホルモンを妨げる作用があるからです。

 

しかし体内でエストロゲンの量が(結果的に)増えるので理論上は子宮内膜が厚くなっても不思議ではありません。

 

あまりないケースですがクロミッドで生理の量が多いことも考えられます。 多いということは子宮内膜が十分に育った証拠で、妊娠しやすい体質になっています。

 

血流を改善することで子宮内膜が育ちやすくなるので、運動や血流改善を促す栄養素やサプリを摂取した結果かもしれません。

ただし生理の量が多すぎるのは子宮にトラブルが起こっている可能性があります。昼用の生理ナプキンが1時間で漏れてしまい1日で1パック使い切ってしまうほど多量の血が出たら、明らかに問題があります。 その場合はすぐに医師に連絡しましょう。

 

クロミッドで生理周期が早まるの?

 

クロミッドで生理が早まることはあるのでしょうか。

 

クロミッドは子宮内膜を薄くしてしまう副作用があります。

子宮内膜が薄くなると月経の期間が短くなる傾向があります。 その短くなったぶんだけ生理周期が早い可能性があります。

 

子宮内膜の厚さを重視するか、排卵誘発を重視するかは病院の方針や個人の考えで考慮すべきでしょう。近年はクロミッド以外の経口排卵誘発剤も開発されているので、そちらに変更するのも一つの手段です。

 

乳がんの再発防止で服用するレトロゾールという薬は子宮内膜を薄くする作用がない排卵誘発剤としても使えます。

 

ただし2018年3月現在、排卵誘発剤としては保険適用外になるので高額になります。

レトロゾールは体外受精などを行える一部の先端医療の病院で処方されています。

 

セキソビットなら保険適用されますがクロミッドよりはるかに弱い作用しかありません。弱すぎるので病院によっては断られることがあります。

 

いずれにせよ、生理周期が規定範囲の中に入っているなら過剰に不安にならなくても良いでしょう。長期間服用しない限り、クロミッドを止めれば月経の量も戻り、徐々に本来の生理周期に戻ります。

 

クロミッドで生理周期が長くなる?正常に戻っている可能性も・・・

 

それでは逆に、クロミッドで生理周期が長くなることはあるのでしょうか。

 

高温期が短い黄体機能不全の方がクロミッドを処方すると本来の生理周期まで戻る(=生理周期が長い)ことはあります。

クロミッドは排卵誘発だけではなく黄体機能不全の治療で使うこともあります。

 

黄体機能不全はホルモン剤を飲んだり注射して改善することが多いですが、自力で黄体を分泌させて改善を促すことがあります。

 

黄体の元は卵子を放出した後の卵胞です。卵胞が十分に育てば黄体もたっぷり分泌されます。この卵胞を育てるためにクロミッドが処方されます。 クロミッドは副作用もありますが、排卵誘発だけでなく黄体機能不全も改善してくれる薬です。

 

クロミッドで生理周期が短くなった?長すぎる月経周期が改善された可能性も

 

クロミッドを何ヶ月に渡って処方することがあります。

 

服薬中は生理周期が短いという声もあります。一時的なことなのか本当に短くなっているのか不安になるところですが、まずは「正常な月経周期の期間か」どうかを重視しましょう。

 

正常な月経周期は25日から38日です。普段と日数が違うと不安になりますが、西洋医学ではこの範囲内なら問題ないと考えます。

 

もし元々の月経周期が39日以上ある方は卵巣の中に卵子予備軍が多すぎることがあります。卵子の予備軍が多すぎてどの卵胞を育てて良いか判断できず卵巣が混乱するために卵胞がなかなか育たず、月経周期が長引きがちです。

 

クロミッドはエストロゲンを増やすことでこの選定作業をスムーズに行う作用があります。その結果「長すぎる月経周期が改善された=生理周期が短い」ことが起こります。

 

これは症状が改善した結果なので喜ぶべきことでしょう。 クロミッドを服用中は生理中も注視しましょう。血の量は増えたか減ったか、生理何日目から血が減ったかを知っておくと副作用の目安になります。

 

ネットではよく聞く話題だけれど・・・クロミッドで生理痛がひどくなるのは本当?

 

クロミッドを服用したら生理痛がひどくなる、という話をネット上で見かけることがあります。

 

クロミッドは服用中に心身に悪影響を与える可能性がありますが、さすがに月経が来る時期までは副作用を起こすほど体には残っていません。

 

クロミッドそのものが原因というより、クロミッドを飲んだという緊張感やストレス、服用中の副作用が不愉快だった、妊娠できなかったという落胆など心因性の原因で生理痛を悪化させることがあります。

 

これを改善するには体を温めて心を和ませることが一番てっとり早いでしょう。体が暖まると体の緊張がほぐれ、心も安心します。体の過度な緊張をほぐすのが生理痛緩和に欠かせません。

 

冷たいものやカフェインが多い飲料、お酒は控えましょう。呼吸を「吐く」ことを意識すると徐々に緊張がほぐれてきます。

 

生理痛緩和には、まずは「足」を温めましょう

 

体を温めるのは足が一番です。

特に足の土踏まずから足首~ひざの下は多くの暖めるツボがあります。太股も冷えやすいので暑くても短いスカートや短パンは控えましょう。

 

もし近所に足湯ができる場所があれば、ぜひ仕事帰りにでも毎日通うことをお勧めします。上がった後は湯冷めしないようにしっかり水分を拭いてレッグウォーマーで保温しましょう。

生理痛がひどい時期だけでなく普段から保温しておくと生理痛が軽くなります。

 

しかし下半身ならどこでも温めれば良いわけではないそうです。 東洋医学の中には子宮をダイレクトに暖めるのは良くないという意見もあります。

 

子宮はぼうこうに近く、ぼうこうには排出するための水が貯まっています。子宮を直接暖めるとぼうこうの水分が毒とともに体内に再吸収されてしまい、かえって妊娠力を下げてしまうという意見もあります。

 

科学的に証明された話ではありませんが、できるだけ足やふとももを暖めるとより安心です。