うさこの妊活ノート

妊活のときに学んだことを忘れないように記録するブログです

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クロミッドを飲むとおりものが減るのは本当?理由は女性ホルモンの減少です

クロミッドを飲むとおりものが減る

クロミッドを服用するとおりものが減るのは代表的な副作用

 

クロミッドを飲むとおりものが減るとよく言われますが本当でしょうか。

体感でハッキリ分かるほどおりものが減る人もいればあまり気にならない人もいて個人差はありますが、減るのは事実です。

 

クロミッドの「織物の減少」は代表的な副作用。

クロミッド自体は排卵誘発治療の薬の中ではダントツに副作用が少ない薬で何十年も使われている安全な薬です。しかし薬なので副作用はどうしても起きてしまいます。

 

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クロミッドの副作用【5つのパターン別まとめ】この症状は副作用?

 

なぜクロミッドを服用中はおりものが減るの?原因はエストロゲンの減少です

 

クロミッド服用中におりものが減る理由・・・それはエストロゲンの量を一時的に減らすからです。専門用語で「抗エストロゲン作用」という作用のせいです。

クロミッドは体内に入るとエストロゲンのふりをして脳に作用します。

 

しかしエストロゲンに擬態しているだけでエストロゲン作用がほとんどありません。

人工甘味料のように甘いけれど血糖値を上げない、カロリーもほとんどないものだと考えると分かりやすいかもしれません。

 

甘味を感じる舌に相当する場所が脳の視床下部です。

視床下部はクロミッドの成分クロミフェンを感知して「エストロゲンは十分にある」と判断します。

 

しかし肝心のエストロゲン作用がほとんどないので「エストロゲン反応があるのにぜんぜん働かない、これはエストロゲンが足りないに違いない!」と騙されます。まんまと騙された視床下部は下垂体にFSHというホルモンを出すように促します。

 

このFSHこそ卵胞を育て排卵に導く大事なホルモンです。

しかもエストロゲンが増えるのはFSHが増えた後です。このタイムラグで一時的に体内はエストロゲン不足になり「おりものが減った」「子宮内膜が薄くなった」など様々な副作用を引き起こします。

 

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クロミッドとエストロゲンの関係。クロミッドが黄体機能不全の改善薬に?!

 

行為中に濡れない、頭痛や吐き気・・・クロミッドの副作用の緩和法!

 

クロミッドの副作用はおりものの減少だけではありません。

クロミッドの副作用はエストロゲン不足から来るものです。そのため更年期の症状によく似た副作用を引き起こします。

 

頭痛、吐き気、のぼせ、気分の沈み、行為中に濡れないなど多種多様です。滅多にない副作用ですがじんましん、視界の異常(対象物が二重に見える)が出ることもあります。

 

「クロミッドの副作用は一時的な更年期障害」だと考えると緩和法もあります。

低温期に大豆製品を多めに食べる、下半身を冷やさないように心がける、適度な有酸素運動、心から楽しめるものを見つけて没頭するなど様々な対処法があります。

 

行為中に濡れないのは薬局で販売しているゼリーで対処しましょう。コンドームの横で販売していますが通販なら気軽に買えます。使い捨ての小分けパックなら衛生面でも安心です。

 

クロミッド服用中のおりものの色は黄色っぽい?

 

クロミッドを服用中は織物の色が黄色っぽくなるという方もいます。なぜ黄色っぽくなるのでしょうか。

 

クロミッドの副作用でおりものが減るとおりものの成分が濃くなります。

濃くなるとおりものの色が白から黄色に変化することもあります。ビックリするかもしれませんがカッテージチーズのように固かったり異臭がしなければまず問題ありません。

 

気になるときは念のため医師に相談して下さい。

もちろんクロミッドを服用しても織物が白いままのことがあります。サラサラ透明だったのが不透明な白に変化することもありますが、おりものが減った影響だと考えられます。

 

異臭がしたら細菌感染の可能性も!

 

おりものの変化で気を付けないことがあります。それは異臭です。

もし異臭がしたら感染症に感染した可能性があります。検査すればすぐに分かるのですぐに治療しましょう。

 

一定期間抗生剤を飲んで細菌を退治します。

おりものは酸性の液体で膣を細菌から守ります。ほとんどの細菌にとって酸性は毒ですが酸性に強い乳酸菌だけは生息できます。乳酸菌は膣に住み着き細菌から体を守ってくれます。

 

おりものが減ると酸性バリアが減って感染症にもかかりやすくなります。

過度にならない程度に下半身を清潔にして感染症に感染しないように心がけましょう。過度に清潔にするとかえって免疫力が落ちるので程々に留めましょう。

 

下半身が冷えていると免疫が落ちて感染症にかかりやすくなります。適度な運動や半身浴などで冷えを撃退しましょう。

体質によってはこれらを心がけても冷えが改善しないので漢方薬などで対処しても良いでしょう。

下半身が暖まることで妊娠力も上がり、間接的に妊娠にも近づけます。

 

異臭がなくてもこんな時はご用心!

 

異臭がなくてもおりものの変化が病気のサインになることがあります。

 

ボロボロした白いおりものが出て外陰部にかゆみや熱があるときはカンジタ膣炎の可能性があります。

濃くて白いおりものが出るときもカンジタの可能性があります。カンジタは悪臭がほとんどないのが特徴です。

 

クラミジアに感染すると水っぽいおりものが増えます。

クロミッドを服用しておりものが減ることがあっても増えることは考えにくい症状です。おりものの量が増えたと感じたら医師に相談しましょう。内診でクラミジアの検査を一緒にしてもらえます。

 

赤い、茶色い、またはピンク色のおりものが出たら膣炎やポリープ、子宮頸がん、子宮体がんかもしれません。エストロゲン不足が原因で起こる委縮性膣炎の可能性もあります。不正出血は危険なサインなので早めに医師に相談しましょう。

 

おりものが減るのは一時的なもの!止めればすぐにおりものは増えます

 

クロミッドを服用すると織物が減りますが一時的なことです。服用を止めればすぐに織物も大量になるのであまり気にしないほうが良いでしょう。

 

クロミッドを止めた後の周期は織物が増え、一時的に色が変わることがあります。

外陰部の痒みや熱、腹痛や出血がなく異臭がなければまず問題ありませんが(クラミジアは例外)医師に相談すれば内診といっしょに感染症検査をしてもらえます。

 

長期間服用するとなかなかおりものの量が戻らないという意見もありますが、クロミッドは6周期以上は使えません。

6周期が長いか短いかは判断が分かれますが、気になる時は医師と相談した上で服用を決めましょう。